「この腕時計はどう読むんですか?」ってよく聞かれます、パリ旅行中でも聞かれるのが私の細やかな自慢話です。
これは時間を伝えるためじゃなくて、感じさせるためのデザインです。
私たちは急いてる時はよく時計見ますが、逆に時計よく見ると私たちも忙しくなる気がします。
例えばこの忙しい時計:
数字がこんなに速く飛び回ったら、何か焦る気持ちになります。それに対してこれはどうでしょう?
こちらは平穏で、ゆったりできます。
このPartialというデザインは、生活をゆったりにする実験です。
まず、時間の方は、塗られてるエリアの角度で読めます、例えば垂直だと12時か6時、水平だと3時か9時、上の画像に1時か7時を指してます。
分の方は「半円の面積が何割塗られてるか」で読めます、例えば1分だと細い線になりますが、59分だとほぼ半円になるます。上の画像は40分くらい気がします、正解はわからないが、わからなくていいんです、わからない方がいいまであります。
「それだと時間がわからない!」と思うかもしれないが、これがまさにやりたいことです。時間を見るじゃなくて、感じるのです。
このウォッチフェイスPebbleとBangle.js向けに作ってます、こちらからインストールできます:
技術的な余談ですが、面積を計算するためには みたい計算をしないといけなくて、小さいPebbleには荷が重すぎて難しい。ところが、ディスプレイの解像度が低くて、90x90しかないので、適当に二分探索すれば十分に近い結果が出せるので、適当に当ててます、1pxくらいズレてるかもしれないが、それもまたこのデザインの醍醐味ということで。